玉手箱の言語のコツ|本文根拠で判断する読み方
文章を速く読む前に、「その判断の根拠が本文にあるか」を確認します。本文にあること、矛盾すること、書かれていないことを分ける読み方を、短い自作問題で練習します。
日本SHLの公式説明では、玉手箱Ⅲの言語理解テストは、長い文章から筆者が最も訴えたい趣旨を正確に判断する能力を測るものとされています。ここでは、実際の試験問題を再現せず、本文の根拠を見つけるための判断手順を整理します。
先に結論:常識ではなく本文の根拠で判断する
選択肢が一般論として正しそうでも、本文に書かれていなければ、その文章だけからは判断できません。設問の主語、条件、比較対象を先に確認し、根拠になる一文や段落を探します。
本文と一致する
選択肢の主語・条件・時点まで、本文の記述と一致しています。
本文と矛盾する
本文が示す内容と反対、または条件を変えた内容です。
本文だけでは判断できない
もっともらしくても、本文に決定・実施・因果関係などの根拠がありません。
玉手箱Ⅲの言語で公式に案内されていること
日本SHLは玉手箱ⅢをWebで実施する総合適性テストと説明し、測定項目として言語・計数・英語・パーソナリティを挙げています。言語理解テストの大意把握では、約1,000文字のエッセイを読み、筆者が訴えたい趣旨を正確に判断する能力を測るとしています。
企業ごとの構成や受検案内は異なる可能性があります。実際に受けるときは、企業から届いた案内と画面の指示を優先してください。
本文を読む前に確認する3点
- 1
設問が求める範囲を一文にする
「筆者の考え」「原因」「比較」「実施が決まったこと」のように、何を判断する問題か短く言い換えます。
- 2
根拠になる段落を1つ探す
単語の一致だけで決めず、主張と条件がまとまっている段落を探します。
- 3
書かれていないことを補わない
本文外の知識、将来の予想、「普通ならこうなる」という推測を根拠に足しません。
自作の短い読解練習
以下はJP-Brain編集部が作成した読解練習であり、実際の玉手箱の問題ではありません。
問い
本文から判断して、次の文を選んでください。「市民図書館は、来月から土曜日の予約席も増やす。」
- 本文と一致する
- 本文と矛盾する
- 本文だけでは判断できない
正解と判断根拠を見る
正解:C(本文だけでは判断できない)
来月から増やすのは、平日の夕方に不足しやすい予約席です。土曜日への拡大は、3か月間の利用状況を確認した後に「検討する」段階で、実施決定は書かれていません。
Aは「検討する」を「実施する」と読み替えています。Bも不適切です。本文は土曜日の運用を否定していません。
練習を問題集へつなげる方法
| 段階 | 確認すること |
|---|---|
| 1周目 | 本文中の根拠に線を引いてから判断する |
| 2周目 | 根拠の段落と判断理由を一文で記録する |
| 3周目 | 根拠を説明できる問題だけ、時間を意識して解き直す |
正解数だけでなく、「なぜその選択肢になるか」を本文の言葉で説明できるかを確認します。勘で当たった問題は、解法を再現できるまで見直してください。
玉手箱とC-GABを受ける場合の問題集の選び方
- 出版社公式で玉手箱・C-GABへの対応が明記されているか
- 言語以外に受ける予定の科目も収録されているか
- 解説と問題を往復しやすい構成か
玉手箱とC-GABを同じものとして扱わず、受検案内と教材の収録範囲を照合します。最初は、自分の受検方式と解説の読みやすさが合う1冊へ絞ると進めやすくなります。
よくある質問
本文にないが、一般に正しい内容は選べますか?
この練習では本文の記述を根拠にします。実際の受検では、その設問に表示された指示を優先してください。
C-GABの言語対策にも使えますか?
本文の条件と根拠を確認する習慣には使えますが、試験形式が完全に同じとは限りません。企業の受検案内と出版社公式の収録範囲を確認してください。
問題集は何冊必要ですか?
最初は方式と解説形式が合う1冊で十分です。解法を再現できない問題を中心に見直し、必要な分野が分かってから追加を検討します。
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※本記事の練習問題はJP-Brain編集部が独自に作成したもので、実際の試験問題・過去問ではありません。JP-Brainは日本エス・エイチ・エル株式会社およびSHLグループとは関係のない独立した学習サービスです。